養蚕小屋建設、いよいよ始動!もうやる!
- 8月12日
- 読了時間: 4分
更新日:8月14日

布づくりの心臓部である「養蚕」
IKTTの布づくりにとって、養蚕はすべての始まりともいえる大切な仕事です。
蚕を育て、繭をつくり、そこから糸を引く。
その糸が、染め、括り、織りへとつながり、IKTTの布になっていきます。
その大切な蚕を育てる養蚕小屋が、今、老朽化によって限界を迎えています。
一度は延期した養蚕小屋の建設
このプロジェクトを計画した当初、2026年1月の着工を目標としていました。
しかし2025年、タイとの国境で発生した軍事衝突をはじめ、特殊詐欺問題の表面化や原油価格の高騰など、カンボジアを取り巻く状況は決して安定したものではありませんでした。
観光客も大きく減少し、観光に関わる収入が重要なIKTTにとっても、厳しい状況が続きました。
そのような中で、大きな資金を必要とする養蚕小屋の建設を進めることは難しいと判断し、一度、計画を延期することにしました。
想像以上に進んでいた老朽化
しかし、建物の老朽化は私たちが考えていた以上のスピードで進んでいました。
雨季に入ると雨漏りや建物の傷みが目立つようになり、さらにアリなどの害虫による被害も深刻になりました。
せっかく育った蚕が途中で被害に遭うこともあり、安定した養蚕を続けることが難しい状況になっていました。しかしこのような状況でも、養蚕チームは工夫しながら養蚕を続けています。
そして7月。
日本への一時帰国からカンボジアへ戻った翌日、養蚕小屋の様子を見に行くと、ついに屋根の一部が崩落していました。
その前の一週間ほどは強い雨が続いていたようで、崩れた場所以外の屋根も色が変わり、木材が腐り始めていることが目で見て分かる状態でした。
「もう迷っている時間はないんだな」
そう考え、養蚕小屋の建設を具体的に進めることを決断しました。
そこから改めて建設計画と予算を組み直し、どのような養蚕小屋がこれからのIKTTに必要なのか、一から見直しました。
次の世代まで使い続けられる養蚕小屋へ
せっかく新しく建設するのであれば、単に現在の問題を解決するためだけの建物にはしたくありません。
これから先、次の世代まで長く使い続けることができる養蚕小屋をつくりたいと考えています。
雨や湿気への対策はもちろん、アリなどの害虫が侵入しにくい構造、蚕を育てるための十分なスペース、道具や資材を整理できる場所、そしてスタッフが作業しやすい環境。
これまで養蚕を続けてきた中で見えてきた課題を、一つひとつ新しい建物に反映していく予定です。
建設資金については、IKTTの自己資金と、皆様からお寄せいただくご支援を合わせて進めていきます。
しかし、現時点ではまだ必要な資金が十分に確保できているわけではありません。
それでも、建物の状態を考えると、すべての資金が揃うまで待つことはできないと判断しました。
資金を集めながら、同時に建設の準備も進めていきます。
このプロジェクトの趣旨をご理解いただき、ご協力いただけましたら幸いです。
8月1日、建設に向けて動き始めました
2026年8月1日、プロジェクトマネージャーのVanna Lyに建設準備をスタートするよう指示を出しました。
最初に始まったのは、建設に使用する木材の準備です。
今回の建設では、新たに購入する木材だけでなく、伝統の森の中で育った木も活用することになりました。
使用できる木を選び、伐採し、建設に使える状態へ加工していきます。
現在は、伝統の森の中から伐り出した木材を加工し、来年1月着工に向けた木材の準備を進めています。また、養蚕小屋予定地の整備も少しずつ始まります。
着工予定は2027年1月
これから建設までの準備や現場の様子、そして新しい養蚕小屋が完成していく過程を、このブログでも随時お伝えしていきます。
養蚕小屋建設についての詳細は以下からご覧ください。
とにかくもう。。。。
何も起こらないでくれ
2026年8月12日
伝統の森より
岩本みどり



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