本格的に始動した綿と藍
- ikttkhm
- 10月18日
- 読了時間: 3分

伝統の森は、9月に2度の洪水被害に見舞われました。1度目の大洪水では敷地の大部分が水没し、工房や家も被害を受けました。ようやく水が引き、皆で片付けや清掃を終え、日常を取り戻したと思った矢先...再び大洪水😭。
9月は大変な時期を過ごしましたが、被害のあった畑も少しずつ再生し、前へと進んでいます。
桑の木基金のご報告
目標金額:1,000,000円
ご支援金額:442,562円(10月現在)
目標まであと:557,438円
ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。そして目標まであと半分。引き続き、皆さまの温かいご協力をお待ちしております。 ご支援金は来年1月に建設を予定している新しい蚕小屋の資金として大切に使わせていただきます。
藍染と綿プロジェクトの進捗
8月上旬、コンポンチャム州で藍染研修を実施し、9月後半には藍の刈り取りと沈殿藍作りを学びました。研修には、藍染担当のRYNAとYAN、プロジェクト責任者のVanna Ly、現場マネージャーのTETの4名が参加。実践を通して一連の工程をしっかりと身につけてきました。
現在IKTTでは、コンポンチャム州で購入した沈殿藍を使って藍染を行い、IKTTだからこそ生み出せる風合いのCotton Scarfが誕生しました。10月中旬の時点で数枚が完成。まさに自然の恵みと手引きの糸のぬくもりが感じられる特別な布です。こちらのScarfは11/16(日)京都法然院で開催する展示販売会にて販売いたします!
そして綿の栽培もスタート!
「これはもうやるしかない!」ということで、8月には綿を種から育て始め、先週には畑を耕し、現在約500本の綿の苗が過酷な環境にも前ずに育っています。藍については、雨季には水に浸かる土地が好ましいため、苗を育てながら水が引くのを待っているところです。
プロジェクト責任者のVanna LyとTETのリーダーシップのもと、少しずつ確実に前進しています。伝統の森が、また一段と生き生きと輝いています。
そして、次は「赤」へ
クメール伝統織物に欠かせない赤い染料になるラックカイガラムシ。こちらも試験飼育に向けて、ホストツリーの周辺整備を始めました。11月にはVanna LyとTETが国内のある地域を訪れ、ラックの調査を行う予定です。
今回の洪水では確かに被害もありましたが、自然の循環の中では、それもまた土を豊かにするひとつの恵みなのだと感じています。洪水も、雨も、太陽も、そのすべてが布を育てる力。
自然とともにある暮らしの中で、私たちは一歩一歩進んでいます。
[IKTTクメールシルク展示販売会のお知らせ]
今年最後の展示販売会、藍染のCotton Scarfが初登場。ご興味のある方はぜひお越しください。
日程 : 11月16日(日)
時間 : 12:00〜16:00
岩本トーク : 14:00〜(30分程度)
会場:法然院 (京都)
🔶🔶お知らせ
IKTTでは2026年1月に向けて新しい蚕小屋の建設を計画しています。これは養蚕を安定させ次の世代に伝統を繋ぐために欠かせない大切な取り組みです。
プロジェクト詳細はこちらから→Project
🔶🔶🔶ご支援のお願い
この活動を支えていただくために皆様からのご支援をお願いしております。いただいたご支援は全て、新しい蚕小屋の建設費用に充てられます。
ご支援の詳細はこちらから→Project







































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